リモートセンシングについて

測量

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事ではリモートセンシングについて説明します。

 

リモートセンシングについて

リモートセンシング(Remote Sensing)による測量では、人工衛星や航空機に搭載したセンサーが対象物から反射・放射される電磁波を計測し、非接触で対象物の情報を得ることが出来る。

 

リモートセンシングが得意とする測量対象は地球規模の自然現象となる。

・オゾン層の破壊

・火山活動

・台風、降雨状況

・土地利用状況

・地形

・植生分布

・流氷の状況

・海洋汚染の状況

・海面温度及び植物性プランクトン濃度

 

【リモートセンシングによる測量】

(出典:株式会社パスコ)

 

【リモートセンシングの利用】

(出典:JAXA)

 

リモートセンシングの特徴

広域性・瞬時性

リモートセンシングで計測する範囲は、写真測量の数十倍以上であるうえ、データの取得間隔が毎日~数十日と短い。

なお、写真測量は地形図の作成が目的のため撮影間隔は数年~十年と長い。

 

反復性

データの取得間隔が短いため、繰り返し同じ対象物を計測することができ、時間による変化(地形た植生の変化)を捉える事ができる。

 

非接触性

直接触れることなく対象物を計測できるため、安全に気象観測や災害調査などを行うことができる。

 

リモートセンシングの原理

人間が色や形から対象物の状態を認識できるのは、電磁波の一部である可視光線(太陽光)を目で計測しているためである。

例えば、樹木の健康状態を葉の色から認識できるのは、葉が反射する可視光線の種類や強さの割合が、色の違いに表れるためである。

リモートセンシングでは、物質ごとに異なる反射率・放射率を調べることで人間の目には見えない対象物の状態も調べることができる。

 

電磁波の種類と波長

地球観測衛星に搭載されたセンサーは、可視光線以外に紫外線、赤外線、マイクロ波などを計測している。

電磁波によって波長は異なり、調査目的によってセンサーが計測する波長帯(バンド)を決定する。

 

【電磁波の種類】

(出典:スガツネ工業)

 

分光反射特性

分光反射特性は、物体によって反射・吸収・放射する波長帯に特徴があることをいう。

この特徴を利用し、センサーが計測する波長帯を決める事ができる。

例えば、調査目的が植生の場合、計測する波長帯は分光反射特性から0.9μmあたりの赤外線に設定すればよいことが分かる。

リモートセンシングでは、このようにして得られた衛星画像から植生や土などの分類を行う。

 

【分光反射特性】

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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