トンネルの施工工法について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、トンネルの施工工法について説明します。

 

トンネルの施工工法について

トンネルの施工工法は、山岳工法、シールド工法、開削工法、沈埋工法がある。

 

山岳工法

山岳工法で主に用いられるのが、NATM(New Austrian Tunneling Method)である。

1970年代にヨーロッパから導入され、日本の複雑な地質にも柔軟に対応できるため、急速に普及した。

日本では、約半分のトンネルで用いられている。

掘削した表面を吹付コンクリートで固め、地山の状態に応じてロックボルトを打込みながら進める工法である。

アーチ形状にすることで、トンネル周囲の地山とトンネルを一体化させ安定化させる。

なお、トンネル断面がアーチ形状(円形)なのは、外からの圧力に対し、最も強い形状のためである。

 

シールド工法

先端にカッターの付いた円筒形の機械で、崩壊しようとする土を押さえつつ掘削を行う工法。

掘削と同時にシールド内部の後方でセグメントと呼ばれるブロックをリング状に組立てる。

ジャッキでセグメントを押して、その反力でシールドマシンを推進させる。

そして、セグメントの外側にセメント系の裏込め剤を注入し地山を支持させる。

欧米から技術を導入し、日本では1940年ころから使われるようになった。

シールドマシンのコントロールにより、直線だけでなくカーブするトンネルの建設も可能である。

シールド工法は、日本で約3割のトンネルで用いられている。

 

開削工法

地表面から掘り進めてトンネルを造り、上部を埋め戻す工法。

都市部の比較的浅い位置にトンネルを建設する場合に用いられる。

 

沈埋工法

水底トンネルで用いられる工法。

陸上で製作した筒をあらかじめ掘削した水底に設置し、次々に接合させていく。

繋げた筒を埋め戻してトンネルを完成させる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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