【道路について】道路の騒音と対策

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

音とは、物体の震え(振動)が空気に伝わりそれが耳の鼓膜を振動させることで、私たちは音として感じることが出来ます。

音は言葉として人に情報を伝えたり、音楽として人々に感動を与えたりします。

しかし、その音が大きすぎると、それは不快になり騒音とみなされます。

そこで本日は、騒音と道路の騒音対策について紹介したいと思います。

ぜひご覧ください。

 

道路の騒音と対策

騒音とは

静かに読書をしたい時、授業を受ける時、試験を受ける時、眠りたい時などに、音によってそれが妨害されることがあります。

これが一定時間続くと、やがて『うるさい!不快!静かにして欲しい!』となります。

これが所謂、『騒音』です。

騒音の大きさはdB(デシベル)で表され、家の中でも50~60dB程度の音を感じています。

 

下表は、音の大きさの目安です。

騒音のレベル(dB) 音の大きさの目安
120 飛行機のエンジン近く
110 自動車の警笛(前方2m)
100 電車が通るときのガード下
90 大声による独唱、うるさい工場の中、カラオケ
80 地下鉄の車内、ピアノ
70 電話のベル、うるさい街頭、うるさい事務所の中
60 静かな乗用車、普通の会話、クーラー(稼働中)
50 静かな事務所
40 市内の深夜、図書館、静かな住宅地の昼
30 郊外の深夜、ささやき声
20 木の葉の触れ合う音、秒針の音(前方1m)

 

このような騒音から私たちの健康を保護し生活を保全するために、維持することが望ましい基準を定めている法律が『環境基本法』です。

その他にも、騒音規制法という法律があり、地域の環境保全と快適な暮らしを守ることを目的に騒音の限度を設けています。この中で、自動車の騒音についても限度が定められています。

 

道路の騒音対策とは

音は遠くへ伝わっていくと、徐々に小さくなる性質を持っています(距離減衰)。

その他、反射や屈折、さらには隙間があれば音は回り込んでくるという回析という性質もあります。

道路の騒音対策では、このような考え方を用いて対策方法を編み出しています。

 

対策①:環境施設帯

環境施設帯は、距離減衰の効果があります。

(出典:三鷹市)

 

対策②:遮音壁

遮音壁は、騒音を遮蔽し減音させ、壁面にはウレタンなどの吸音材により反射音を吸収する工夫もされています。

(出典:株式会社KFC)

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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