こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、アスファルト舗装の構造設計について説明します。
アスファルト舗装の構造設計方法は、経験に基づく設計方法と理論的設計方法に大別される。
経験に基づく設計方法の代表的なものにTA法があり、このTA法では、路床の支持力と舗装計画交通量から必要とされる等値換算厚を求め、この等値換算厚を下回らないように舗装構成を決定する。
路床の評価上の留意点について
① 路床が深さ方向にいくつかの層をなしており、厚さ20㎝未満の層がある場合は、厚さ20㎝未満の層はCBRの小さい方の層に含めて計算し、CBRmを求める。
② CBRが3未満の現状路床を改良して構築路床を設ける場合の改良厚さは、一般的な作業のできる路床での安定処理の場合、30~100㎝の間で設定する。
③ 改良した層のCBRの上限は20とする。自然地盤の層については、CBRの上限は設けない。
④ CBRが3未満の現状路床を改良した場合、その改良した層厚から20㎝減じたものを有効な構築路床の層として扱い。
改良した層の下から20㎝の層は、安定処理の場合は安定処理した層のCBRと現状路床土のCBRとの平均値をその層のCBRとし、置換えの場合は現状路床土と同じCBRとして計算を行う。
⑤ 置換え材料のCBRは、本来、CBR試験によって評価すべきであるが、良質な盛土材料や砕石等の粒状材料を使用する場合は、その材料の修正CBRによって評価してよい。
この場合、修正CBRを求めるための所要の締固め度は、使用する箇所で実際に確保できるものでなければならない。
一般には締固め度は90%とする。なお、修正CBRが20以上の場合は、20とする。
⑥ CBRmの計算は、通常、路床が上部ほど高いCBRを示している場合に適用することができる。
路床の上部と下部と比べ極端に弱い層がある場合は、舗装構造はこの影響をうけることになるのでCBRmを用いてはならない。
このような場合は、全層を弱い層として考えるか、または、その層を安定処理するか、良質な材料で置き換えて計算する。
⑦ 舗装構造は、少なくとも200mの区間は変えないように設計するのが望ましい。
以上です。
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