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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、えん堤構造概要と計画についての留意点について説明します。
【砂防】えん堤構造概要と計画についての留意点について
① 水通し
水通し断面は原則として逆台形とし、対象流量に対して十分なものとする必要があり、側面侵食による著しい支障を及ぼさない範囲において、できるだけ広くする。
また、流水による堰堤下流部の洗堀を軽減することが大切で、越流水深をなるべく小さくし、水通しの最小幅は、土石流、流木等を考慮して3m程度とする。
② 袖
袖は洪水が万一越流しても流水が両岸に向かわないようにするため、両岸とも岸に向かって上り勾配をつけるものとする。
勾配は上流の計画堆砂勾配と同程度もしくはそれ以上とし、屈曲部に築造する砂防えん堤の場合は、凹岸の袖高は凸岸の袖高よりも高くなるように計画する。
③ 側壁護岸
側壁護岸は、えん堤を落下する越流水により、えん堤の下流部に発生する側方侵食の防止ができ、側壁護岸が受け持つ土圧に対して安全な構造としている。
このため、護岸背後の地山が盛土の場合は、自然の背後地盤より締まり具合が悪いことが多く、護岸の変位およびはらみ出しによる破壊を防ぐため、自立式護岸とするのが普通である。
④ 副えん堤
主えん堤の下流部における洗堀防止を図るための止水堰で、主えん堤高が15m以上の場合は硬岩基礎の場合であっても併用するのが一般的であり、砂礫基礎の場合は、副えん堤と水叩きを併用することによって下流部の保護を図る場合が多い。
副えん堤を設けない場合は、水叩きの下流部に垂直壁を設置するように計画する。
⑤ 護床工
護床工は河床の洗堀を防止できる構造とし、副えん堤もしくは垂直壁の下流部に設置する。
以上です。
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