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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、高速道路の点検におけるAI活用について紹介します。
高速道路の点検におけるAI活用
阪神高速道路では、AIで舗装道路点検を効率化しようと技術開発を実施している。
同社では、ドクターパトと呼ぶ路面性状測定車の後部に搭載したラインスキャンカメラで路面を撮影し、得られた画像からひび割れを検出し、ひび割れ率を計算している。
従来は、点検員が画像を見ながらひび割れを目視で抽出していたため、人によって判断にばらつきが出るうえ、時間がかかることが課題であった。
そこで、グループ会社や日立造船と共同で、路面の画像から自動的にひび割れの位置を検出するシステムを開発した。
機械学習の一種で、データ分類に用いる『FCM識別機』と呼ぶAI技術を適用したのが特徴である。
これによって、人と近い判断ができ、ディープランニングよりも学習にかかる時間が短いという利点もある。
学習には、一般的な仕様である『密粒度舗装』と、水はけがよい『排水性舗装』の画像を用いている。
ひび割れがないデータを2万2千枚。
ひび割れがあるデータを2万3千枚。
これらを学習させ、FCM識別機を用いて路面の画像を解析することで、ひび割れの位置を自動検出できる。
以上です。
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