加熱アスファルト混合物の製造について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、加熱アスファルト混合物の製造について説明します。

 

加熱アスファルト混合物の製造について

加熱アスファルト混合物を均一な品質で製造するために、プラントの連続運転、規格に適合し安定供給できる材料の選定、骨材のストック方法、骨材の湿潤化防止などを検討する。

 

① 配合の決定

配合の決定にあたっては、室内配合設計で定めた配合に基づいて現場配合を仮設定(プラント配合)し、試験練りを行い、混合物の品質を確認してから現場配合を決定する。

 

② プラント配合(現場配合の仮設定)

骨材配合率とプラント能力を考慮して、各ホットビンごとの試料を採取してふるい分け試験を行い、ホットビン骨材の配合率を求め、各ビンの骨材、フィラー、アスファルト量の計量数値を決定する。

 

③ 試験練り

1) 試験練りでは、練り落した混合物について、基準値との照合を行った後、必要があればプラント配合を修正し、現場配合を決定する。

 

2) 試験練りは、プラントの混合性能機械的特性を把握するとともに混合物の品質を確認することが目的。

 

3) 試験練りにおいては、ホットビンの配合比率の確認、アスファルト量の決定、目標とする混合温度の決定、混合物の観察などを行う。

 

4) 混合所において、原則として年1回以上の頻度で定期的に基準試験を実施し、現場配合を設定している場合は、試験練りを省略できる。

 

④ 混合にあたっての留意事項

混合温度は、185℃を超えない範囲で、アスファルトの動粘度150~300mm2/sのときの温度範囲の中から選ぶ。

 

【バッチ式プラントの留意事項】

1) 最初の1バッチは、アスファルトがミキサの羽や壁に付き、適正な配合となっていないことがあるので、使用しないことが望ましい。

 

2) 一般に混合時間は30~50秒であるが、細粒分の多い混合物などは混合時間を長くしなければならないこともある。

 

3) 混合は計量した骨材をミキサに投入し、5秒以上空練りしたのちにアスファルトを噴射し、アスファルトが骨材を全て被覆するまで混合する。

 

【連続式プラントの留意事項】

1) 運転開始直後(一般に1分間程度)に製造した混合物は、粒度、アスファルト量が変動する場合が多いため、使用しないことが望ましい。

 

2) 混合時間は、材料の供給量と新規混合物の配合によって定める。

 

⑤ 製造時の品質管理

混合物の製造は、事前に定めた作業標準に基づいて行い、日常の品質管理は決定された現場配合を管理目標として行う。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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