こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
舗装計画における目標の設定は、設計・施工においても基本的な目標となる。
設定すべき項目には、設計期間、舗装計画交通量、舗装の性能指標とその値などがある。
本記事では、舗装の性能指標について説明する。
舗装の性能指標
道路利用者や沿道住民によって、舗装に要求される様々な機能に応えるために、性能ごとに設定する指標を、舗装の性能指標といい、この舗装の性能指標を定めることで、設計の目標が明確になる。
車道および側帯の舗装の有すべき性能指標は、下記の通りである。
【性能指標例】
路面の要件 | 舗装の性能 | 性能指標 |
すべらない | すべり抵抗性 | すべり抵抗値 |
わだち掘れが小さい | 塑性変形抵抗性 | 塑性変形輪数 |
摩耗抵抗性 | すり減り量 | |
骨材飛散抵抗性 | ねじれ抵抗性 | |
明るい | 明色性 | 輝度 |
ひび割れがない | 疲労破壊抵抗性 | 疲労破壊輪数 |
平たんである | 平たん性 | 平たん性 |
透水する | 透水性 | 浸透水量 |
騒音が小さい | 騒音低減 | 騒音値 |
振動が小さい | 振動低減 | 振動レベル |
路面温度が低い | 路面温度低減 | 路面温度低減値 |
舗装の性能指標の設定上の留意点
①舗装の性能指標の適用
原則として、車道・側帯の舗装の新設、改築、大規模な修繕に適用する。
②舗装の性能指標およびその値の設定
舗装が置かれている状況ごとに、道路管理者が任意に設定する。
③舗装の性能指標の値
原則として、施工直後の値とする。
施工直後の値だけでは性能の確認が不十分である場合には、必要に応じて、供用後一定期間を経た時点での値を設定する。
④必須の性能指標
・疲労破壊輪数
・塑性変形輪数
・平たん性
⑤適宜設定される性能指標
性能指標 | 設定条件 |
浸透水量 | 雨水を道路の路面下に円滑に浸透させることができる構造とする |
すべり抵抗値
すり減り量 騒音値 |
必要に応じて設定する |
以上です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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