【コンクリートについて】コンクリートの素材

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

コンクリートは私たちの生活環境の中のあらゆるところで使われています。

そこで本日は、コンクリートの現状に関することや、コンクリートが何で出来ているのかについて紹介したいと思います。

ぜひご覧ください。

 

【コンクリートについて】コンクリートの素材

コンクリートの現状

コンクリートは安価で使い勝手がよく、多くの構造物に使われてきました。

現在までに使用されたコンクリートの総量は、100億㎥(東京ドーム8,100個分)以上と言われています。

一方で、現在のコンクリート構造物の多くは建造後50年以上が経過しており、それに伴う問題点が社会問題にもなっています。

 

問題点

・トンネル内壁の老朽化に伴うコンクリート片の剥離落下事故

・施工不良に起因する鉄筋腐食

・塩分や炭酸ガスなどの劣化因子が混入したことによる早期劣化

コンクリートに関する技術開発の歴史は未だ半世紀ほどと浅く、品質や耐久性に関する知識も、一般の人はもちろん技術者にも十分浸透しているとは言い難い状況です。

コンクリート構造物は、適切な施工によって高品質に仕上がり、また適切な維持管理によって耐用年数も長くなります。

しかし、誤った施工だと品質が損なわれ、早期劣化を引き起こすことになります。これが分かり始めたのも、随分後になってからのことだったようです。

 

今後の方向性

老朽化したコンクリートを破壊し新たに作り直すのではなく、適切に維持管理して延命を図る

 

コンクリートの素材は?

コンクリートは、骨材(砂、砂利)をセメントペーストと一緒に混合したものです。

セメントペーストとは、セメント(粉体)と水を練り混ぜたもので、硬化するのは水とセメントの化学反応によるものです。

なお、水とセメントが化学反応を起こすことを水和反応といいます。

コンクリートの強度は、セメントペーストのセメントと水の割合で決まります。

セメントの割合が多いほど強度の高いコンクリートが、水の割合が多いほど強度の低いコンクリートとなります。

※セメントの割合が多すぎると、作業性が悪くなります。よって、トレードオフの関係

よって、この水セメント比が非常に重要になってきます。

 

コンクリートの施工の際、多くはプラントからミキサー車で運ばれてきます。

 

セメントペースト】

セメント(粉末)+水

 

【モルタル】

セメントペースト+砂

 

【コンクリート】

セメントペースト+砂と砂利

 

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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