舗装の維持・修繕計画について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

既設舗装の性能が、管理上の目標値を下回っている場合、または近い将来下回ることが予想される場合、舗装の維持・修繕を計画しなければならない。

本記事では、舗装の維持・修繕計画について説明する。

 

 

舗装の維持

舗装の維持とは、計画的に反復して行う手入れまたは軽度な修理を指す。

主に路面または表層を対象としており、日常的維持予防的維持がある。

 

日常的維持

日常的維持は、道路利用者または沿道住民からの情報や、巡回パトロールでの目視観察結果に基づき、変状が現れた箇所に対して実施する。

一般的に実施されている日常的維持とその工法は下記の通り。

 

【アスファルト舗装の日常的維持・工法の例】

維持の種類 維持・工法の例
日常計画的・反復的に行う維持 路面の清掃など
ポットホール、ジョイントの開き、ひび割れなど パッチング工法、シール材注入工法

 

予防的維持

予防的維持は、路面の性能を回復させることを目的とし、舗装の構造としての性状に大きな変状が現れる前に行う。

修繕までの期間の延長、舗装の供用性の向上、ライフサイクルコストの低減につながる。

アスファルト舗装の予防的維持工法は下記の通り。

 

【アスファルト舗装の予防的維持工法の例】

破損の種類 予防的維持工法の例
ひび割れ シール材注入工法

表面処理工法、薄層オーバーレイ工法

わだち掘れ 表面処理工法、薄層オーバーレイ工法
平たん性の低下 表面処理工法、薄層オーバーレイ工法
すべり抵抗値の低下 表面処理工法、薄層オーバーレイ工法

 

 

舗装の修繕

舗装の修繕は、建設時の性能程度に復旧することを目的として行う。

路面の性能や舗装の性能が低下し、維持では不経済となる場合もしくは十分な回復効果が期待できない場合に実施する。

アスファルト舗装(表層)の主な破損の種類と修繕工法の例を下記に示す。

 

【アスファルト舗装(表層)の破損の種類と修繕工法の例】

破損の種類 修繕工法の例
すべり抵抗値の低下 表層打替え工法

切削オーバーレイ工法

オーバーレイ工法

路上表層再生工法

平たん性の低下

わだち掘れ

表層・基層打替え工法

切削オーバーレイ工法

オーバーレイ工法

路上表層再生工法

ひび割れ  打替え工法

表層・基層打替え工法

切削オーバーレイ工法

オーバーレイ工法

路上表層再生工法

 

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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