【舗装の構造に関する技術基準について】総則について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

舗装の構造に関する技術基準とは、舗装の構造に関する一般的な技術的基準を定めるものである。

本記事では、舗装の構造の原則等を説明する。

 

舗装の構造の原則

① 舗装は、地質、気象、その他の状況、交通状況などを考慮し、通常の衝撃に対して安全で、安全かつ円滑な交通を確保することができる構造とする。

 

② 舗装構造の決定にあたっては、地域状況、沿道の土地利用状況、車両交通状況を勘案して当該舗装の構造に起因する環境への負荷を軽減するよう努め、また、リサイクルの推進に努めるものとする。

 

③ 車道・側帯の舗装は、地域状況、車両交通状況を勘案し、必要に応じて雨水を道路の路面下に円滑に浸透させ、安全かつ円滑な車両交通を確保する。

 

④ 積雪寒冷地域における車両・側帯の舗装の施工にあたっては、路床状態を勘案し、必要に応じて路床土の凍結融解による舗装の破損を防止する対策を行う。

 

 

用語の定義

疲労破壊輪数 舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加え、舗装にひび割れが生じるまでに要する回数をいう。同一な舗装構成を有する区間ごとに定める。
塑性変形輪数 舗装表層の温度を60℃とし、舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加え、舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数をいう。同一の表層厚さ・材質を有する区間ごとに定める。
平たん性 車道の中心線から1m離れた地点を結ぶ、中心線に平行する2本の線のいずれか一方の線上に、延長1.5mにつき1か所以上の割合で選定された任意の地点について、舗装路面と想定平たん舗装路面との高低差を測定することにより得られる、当該高低差のその平均値に対する標準偏差をいう。同一の表層厚さ・材質を有する区間ごとに定める。
浸透水量 舗装道において、円形の舗装路面(直径15㎝)下に15秒間で浸透する水の量をいう。同一の表層厚さ・材質を有する区間ごとに定める。
舗装計画交通量 道路の計画交通量(2以上の車線を有する道路にあっては各車線の大型自動車の交通分布状況)を勘案して定める、大型自動車の1車線あたり日交通量をいう。舗装設計の基礎となる。
舗装の設計期間 自動車の輪荷重を繰り返し受けることで、舗装にひび割れが生じるまでに要する期間をいい、道路管理者が定める。
舗装の性能指標 舗装の性能(疲労破壊輪数、塑性変形輪数、平たん性、浸透水量など)を示す指標をいう

 

 

以上です。

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